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att. 旅行 - 仙台・山形
att.JAPAN Issue 25, November 2005

仙台・山形

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東北は偉大である。鬱然たる力にみちている。異文化の底知れぬエネルギーがある。300余年前、この地を歩いた俳人がいる。旅に生き、旅に死んだ松尾芭蕉。東北に憧れ、生きて戻れるかわからないみちのくへの旅に出た彼もまたこの地のエネルギーを感じたことだろう。ところどころ芭蕉の道のりに想いを馳せながら、仙台・山形をめぐる旅に出てみよう。

 ロケーション
仙台・山形は、東京の東北に位置し、新幹線で約2時間半。南東北地方に位置する。

 アプローチ
東京~仙台は東北新幹線で1時間40分から2時間40分。仙台~松島は仙石線に乗り換え、松島海岸駅で下車。
東京から山形・天童へ直接入るには山形新幹線が一般的(最短で2時間29分)。仙台からなら高速バスが1時間に2本、所要時間1時間と便利だ。
蔵王温泉へは山形駅からバスを利用(45分)。
東京~米沢は山形新幹線で2時間15分(最短)。

松尾芭蕉 俳人 松尾芭蕉 と奥のほそ道
時は江戸時代の初め。松尾芭蕉は1644年、三重県伊賀上野赤坂町に生まれた。青雲の志をいだき1674年に江戸へ下り、俳諧師になるべく生活を始めた。1680年に江戸郊外の不便な地、深川に居を移し、俳席の指導や作品の批点を収入源とする俳諧宗匠の生活を実質辞めた。隠者然とした生活を標榜し、以後旅に生きる人生を選んだ。
41歳の年、江戸・深川の庵からはじめて風雅を探る行脚に出た。1684年、伊勢参拝をし、故郷に帰り、大和から吉野、山城、近江、大垣から尾張。9ヶ月におよぶ長旅「野ざらし紀行」である。
そして46歳。旅の憂さは知りつくしているが、やはりまた旅がしたい。歌枕あふれる奥州へ行きたい。古い歴史の夢のあとをこの目で見たい。門弟、曽良を従え、生涯で最も長旅、おくのほそ道に出発したのは1689年5月16日であった。隅田川をさかのぼり、江戸から数えて奥州街道(日光街道)最初の宿場町、千住に上陸、奥州街道を北へ向かった。日光、黒羽、那須湯本とたどり、白河の関、飯坂温泉、桑折、仙台、松島へ。

仙台城跡 仙台
伊達62万石の城下町。芭蕉は6月20日、仙台へ着き、4-5日とどまった。
今の仙台は、杜の都といわれる緑豊かな美しい町だ。宮城県の県庁所在地で、東北地方の中心都市。
仙台城跡(青葉城跡)は、仙台市街を見下ろす高台にある。伊達政宗が1610年に築城し、以後270年にわたり伊達家の居城として栄えた。広瀬川が天然の外濠となり、山ひとつを城域として堅塁を誇った巨大城郭である。現在は城跡一帯は公園となっている。
瑞鳳殿は、仙台城跡の東の山中に位置する政宗の廟所だが、戦火で消失。現存のものは、1978年に8億円と5年の歳月をかけて再建。その見事な建物は日光東照宮に並ぶ豪壮さを誇る。
光のページェント12月中旬から大晦日まで杜の都は光のページェントで光の都にかわる。定禅寺通りと青葉通りのケヤキ並木に約80万個の電球が取り付けられ、光のトンネルが登場。
8月に行われる豪華絢爛な仙台七夕まつりは、東北三大祭りのひとつ。
仙台郊外には、由緒ある温泉宿がある。秋保温泉は、伊達藩の湯浴み御殿が置かれていた。1500年の歴史を誇る。作並温泉も秋保と並び称される仙台の奥座敷。

松島 松島
京都府の天橋立、広島県の厳島神社と並ぶ日本三景のひとつ。松島湾に浮かぶ無数の島々が他に比類のない風景美を作り出す。芭蕉は、旅立ちのときから「松島の月まづ心にかかりて」と期待した。実際に来てみて、雄大な景色に魂を奪われ、あまりの美しさに一句も詠えなかった。
遊覧船はこの島々の間を縫って進む。遊覧船のコースは4つ。松島湾一周コースは、所要時間約50分。船を追いかけて飛ぶカモメの大群と戯れるのも一興だ。
五大堂は、松島海岸から赤い太鼓橋で結ばれた小島に建つお堂。歴史ある風情は松島のシンボル的存在。
瑞巌寺は伊達家の菩提寺として知られる東北随一の禅寺。政宗が豪華な桃山様式の粋を集結させ、4年の歳月をかけて完成させた。極彩色の彫刻が施された本堂は豪華絢爛。本堂や庫裏は国宝に指定されている。
雄島には、曽良の句といわれる「松島や鶴に身をかれほとゝぎす」の句碑が立つ。

山寺 山寺
正式名は宝珠山立石寺。860年創建。東北を代表する名刹。奇岩が折り重なる山全体が境内で、いかにも山寺の名にふさわしい。山腹には1015段の石段が続いている。人々は岩のあいだに取りつき上り下りする。一段上るごとに欲望と汚れを消滅させてくれるという。最上部にある五大堂。ここからの眺めは山中随一の絶景。あまりにも有名な、「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の句碑は根本中堂脇にある。
ここには岩に腰掛けた行脚姿の芭蕉像がある。精悍な、ひきしまった表情をしている。
山寺芭蕉記念館は芭蕉の奥の細道来訪300年を記念して1989年に建てられた。茶室で抹茶も味わえる。

 天童
芭蕉は山寺参詣の行きかえりに天童を通った。天童市は将棋駒の町。全国95%の生産量を誇り、町を歩けばいたるところに将棋駒がある。天童藩主が江戸時代末期、下級武士の内職として奨励したのがはじまり。舞鶴山山頂では毎年、満開の桜の下で人間将棋が行われる。天童温泉も有名。発見されたのは新しいが、豊かな湯である。
出羽桜美術館は出羽桜酒造の敷地内にあり、高麗や李朝の古美術品を中心に数千点を収蔵する。

 山形
山形市は山形県の県都。かつての最上藩57万石の城下町。山形城の跡、霞城公園に復元された二の丸東大手門にその面影は偲ばれる。花笠まつりは東北四大祭りのひとつ。山形県の県花、紅花をモチーフにした花笠を手に花笠音頭に合わせて踊る。

御釜 蔵王
山形・宮城両県にまたがる蔵王連峰。雄大な自然が広がる。夏ならばハイキング、冬はスキーなど1年中楽しめるリゾート地だ。
有名な蔵王の樹氷は冬の季節風が生んだ自然の芸術だ。シベリアから吹き付ける冷たい季節風が朝日連峰にあたって急上昇し、湿気を多く含んだ冷たい霧となり、蔵王のアオモリトドマツの枝や幹に触れた瞬間氷結する。さらにこの上に雪がつき、巨大な塊へと成長していく。アーノルド・ファンクの記録映画によって、スノーモンスターとして世界に紹介された。
御釜は、蔵王連峰のひとつ、刈田岳のカルデラ湖で、周囲約1km、直径約360m、水深25m。エメラルドグリーンの湖面が美しい。蔵王エコーラインから蔵王ハイライン(有料道路)を経由して標高1758mの刈田岳山頂から歩いていく。健脚ならトレッキングするのもいいだろう。
麓には、蔵王温泉、遠刈田温泉などの温泉がある。

 米沢
上杉氏15万石の城下町。アメリカ ケネディ大統領に賞賛された上杉鷹山は1761年、10歳で、財政逼迫にあえぐ米沢藩主の養子となり17歳で藩主となった。藩費の大倹約など改革を断行。殖産興業に力をいれて財政を建て直し米沢藩の窮乏を救った。現在の米沢を代表する伝統産業のほとんどは彼の奨励によるもの。古い酒造の白壁が、落ち着いた古都のたたずまいをかもし出す。
米沢城は松が岬公園となっている。園内には上杉神社や、上杉家の遺品を納めた稽照殿がある。

 グルメとおみやげ
牛タン牛タン(仙台)
仙台は牛タン発祥の地。牛タンのうまみを引き立てる麦飯と漬物、テールスープがセットになった「定食」で食すのが一般的。

笹かまぼこ(仙台)
種類も豊富でタイやハモ、チーズやシソの入ったものなどもある。

萩の月(仙台)
ふわふわとしたスポンジ状のカステラの中にとろけるようなカスタードクリームがたっぷり入っている。

一ノ蔵(宮城県)
宮城県を代表する日本酒。原料米は宮城の美味しい米。

カキ(松島)
広島と並んで有名なカキ名産地。シーズンは10-3月。2月第1土日には松島海岸の広場で松島かきまつりが行われ、生牡蠣、カキ鍋、カキの殻焼などさまざまなカキ料理が地酒とともに無料で振舞われる。

フルーツ(山形)
さくらんぼ、桃、ぶどう、りんごなどの果樹狩り、ラ・フランスなどの味覚が楽しめる。

出羽桜(天童)
東北を代表する酒。

芋煮(山形)
サトイモ、牛肉、コンニャク、ねぎ、きのこなどを醤油、砂糖、酒などで味付け。山形の秋を代表する味。

そばそば(山形)
山形名産。寒暖の差が大きい山形の風土がはぐくんだ。

米沢牛(米沢)
きめ細かな霜降りと、とろけるような舌触りは、松阪牛、神戸牛と並び称される最高級牛肉。

 地図
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 リンク
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