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att. 文化 - 日本酒の魅力
att.JAPAN Issue 19, November 2004

日本酒の魅力

日本酒日本酒はワインと同じく、醸造酒の一種です。
世界中で生産されるワインに比べ、日本酒は一部のアジアの国で少量生産されてはいるものの、ほぼ日本でしか生産されていません。また原料も米に限定され、作り方もほぼ決まっているのでワインほどバラエティ豊かではありませんが、それでも深く味わってみると千差万別です。

 自分だけの名酒
現在、日本酒を生産している企業(酒蔵)は2000社ほどあります。早くから近代化を行い、年間数万石もの日本酒を生産する大メーカーもありますが、(1万石は18,000kl…1升ビン100万本)大多数の酒蔵は、昔ながらの製法で日本酒を生産しています。
手作りをすると、「日本酒は蔵人(酒蔵の従業員)1人あたり年間100石が限度」と言われています。蔵人10人の酒蔵なら年間1000石。(1升ビンで10万本)それら中小酒蔵の日本酒は俗に「地酒」と呼ばれています。手作りに徹した地酒の味わいや出来は「杜氏」と呼ばれる蔵人のリーダーに左右されることが多く、有名な杜氏が作った地酒は人気を呼び、入手することが大変になります。そういった人気の地酒を手にいれることも楽しみではありますが、多くの酒蔵の日本酒を自分の舌で味わい、自分に合った「隠れた名酒」を探すことはより大きな楽しみです。

 美味しさの要素
日本酒の味わいを大きく左右するもう一つの重要な要素として、「精米歩合」があります。つまり、原料となる米の外側の「ぬか」をどれだけ削り落とし、中心の「心白」だけをどれぐらい残すか、という割合のことで、例えば元の原料の重量の3割を削り落とすと、「精米歩合70%」、半分まで削りおとすと、「精米歩合50%」ということになります。
もちろん精米歩合が高い(数字が小さい)ほど「贅沢な日本酒」ということになり、価格も相対的に高くなります。精米歩合によってランク付けがされており、精米歩合が70%以下のものは「本醸造」(うち原材料が米、米麹だけのものを「純米酒」)60%以下のものは「吟醸酒」(同じく「純米吟醸酒」)、50%以下のものは「大吟醸酒」(同じく「純米大吟醸酒」)と呼ばれます。これらのランクはラベルに必ず記載されますので、購入の際は参考にして下さい。

 いろいろな楽しみ方
精米歩合が高いほど、香りが高く澄んだ味わいになりますが、精米歩合が低い日本酒の中にも個性的で面白いものも多く、違った楽しみ方ができます。
例えば日本酒は温めて飲むこともでき、(「燗をする」と言います)この点がワインとは違った楽しみ方ができる魅力のひとつです。特に冬場の鍋料理には温めた日本酒がピッタリです。精米歩合の低い吟醸酒は温めて飲むのには向かないことが多く、この場合は精米歩合が高い本醸造や純米酒、あるいはもっと精米歩合の高い一般酒が適切です。
このように日本酒は高価なもの安いもの、大メーカーのもの、中小酒蔵のものにかかわらず、ひとつひとつに個性があり、違った味わい方ができる酒であると言えます。是非いろいろな酒を手にとり、実際に味わって、日本酒の魅力を感じ取ってください。

ここでは東京都内で面白い酒が買える店と、その店で買うことができる地酒をいくつかご紹介します。

「酒のえいらく」 東京都千代田区大手町1-8-3 JAビルB1
地下鉄丸の内線(半蔵門線)大手町駅A3出口付近
TEL:03-3245-7838
http://www.m-ken.net/eiraku/

店員が親身になって、好みの酒を探してくれる。外国人にも親切に応対してくれることは確実!

(ここで買える日本酒)

「天の戸 美稲」(秋田県)
地元の米で作った、まさに手作りの日本酒。裏ラベルには作った人全員の写真がついていることもある。米の香りが高い、芳醇な日本酒。

「出羽桜」(山形県)
大メーカーに属する酒蔵であるが、その味わいは実に個性がある。「桜花」と呼ばれる吟醸酒が有名で、ラベルには桜の花が描かれ、美しい。

会津娘「会津娘」(福島県)
「土産土法」(地元の原料、伝統の作り)をモットーとする、100%手作りの酒蔵。年間200石程度しか生産されない。毎年2月に限定発売される純米酒「雪がすみの郷」がラベルも美しく、おすすめ

「五大天 空」(広島県)
精米歩合を38%まで高めた究極の大吟醸。ラベルには毛筆で雄々しく「五大天空」と書かれる。精米歩合などの違いにより「五大天 地」「五大天 水」「五大天 風」「五大天 火」がある。

「真澄」(長野県)
「地酒」と呼ぶにはあまりにも有名なブランド。
生産量が増えても、その味と酒作りの精神は変わっていない。
すっきりした辛口の酒が多く、日本料理との相性は抜群である。


「光屋」 東京都大田区蒲田5-45-5
JR京浜東北線蒲田駅下車 徒歩3分
TEL 03-3739-4141
http://www.hikariya.com/

玄関はなんの変哲もないコンビニエンスストア風だが、奥に入ると日本的な作りの店構えに。店主が実際に飲んでうまいと思った酒しか置いていない。

(ここで買える日本酒)

「醸し人九平次」(愛知県)
若き蔵主「久野九平次」が「ワインに負けない日本酒を」と創った日本酒で、パリの三ツ星レストラン「ピエール・ガニェール」のワインリストにも名を連ねている。ランクによってラベルの色が異なるが、どれを飲んでも個性的でうまい。

「天法」(長野県)
静岡の「磯自慢」で名を馳せた稀代の名杜氏「瀬川博忠」を迎えて1996年に創業された新進気鋭の日本酒。名杜氏の腕はいささかも衰えておらず、実に深い味わい。
火入れをしない「純米吟醸 無濾過生酒」が特におすすめ。(要冷蔵)

「獺祭」(山口県)
日本人でもこの漢字を読むのは難しい。究極まで原料の米を磨くことで有名で、「純米大吟醸 磨き2割3分」はその名の通り精米歩合を23%まで高めたもの。価格は高めであるが、その水のように澄んだ味わいには驚かされる。

「隆」(神奈川県)
神奈川県は日本で一番日本酒の生産量が少ない県であるが、その中で全国的にファンを抱えているのがこの日本酒。7~8種類の色が異なるラベルがあるが、そのラベルごとに全く違った味わいがある。

満寿泉「満寿泉」(富山県)
ワインを思わせる芳香豊かな日本酒。
実際にワインのようなボトルに入っている酒もあり、おもしろい。古酒(数年寝かせた酒)も絶品である。


 「うまい日本酒が飲める店」
日本酒は食中酒としての魅力に溢れています。日本酒にはやはり日本料理が合いますが、特に魚介類との相性は抜群です。ここでは東京都内でうまい日本酒と料理が味わえる居酒屋を紹介します。


「きなり家 合点」 東京都中央区銀座1-6-1
地下鉄有楽町線銀座一丁目駅 徒歩1分
TEL: 03-3561-2235
欧風な作りの店で、海外旅行者には比較的入りやすい。料理も和洋クロスオーバーさせたものが多く、面白い。日本酒にこだわらず焼酎、ウイスキー、カクテルも豊富で、日本酒以外でも楽しめる。

「味泉」 東京都中央区月島1-18-10
地下鉄有楽町線月島駅 徒歩7分
TEL: 03-3534-8483
月島は「もんじゃ焼き」で有名だが、そのもんじゃ焼き通りから少し外れたところにこの店がある。日本酒の種類は驚くほど豊富で、それにマッチする肴が実にうまい。特に「煮穴子の白焼」と「さつま揚げ」は絶品。常に満席で、予約が必要

「しんばし光寿」 東京都港区東新橋1-2-17下島ビル地下
JR山手線新橋駅 徒歩5分
TEL: 03-35750939
とにかく日本酒を極めるならここ。有名な酒、希少な酒もほぼすべて揃っている。ここではとにかく日本酒を楽しむこと。常に満席で、予約が必要。

「酒蕎庵 まろうど」 東京都新宿区津久戸町3-20 イサミビル2F
JR飯田橋駅東口 徒歩5分
TEL: 03-3269-1106
神楽坂を観光したら、夜はここしかない。信州の蕎麦と日本酒を味わえる。日本酒は信州のものに限られるが、どれを注文してもうまい。魚介類ものもおすすめ。

…その他、おすすめな店はいろいろあるのですが、それは次回のおたのしみに。


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